不連続な時代の流れ

 今朝の日経新聞の一面を飾る記事は「外国人を大量採用 ~主要業務で育成」でした。他の新聞がサッカー日本代表の記事で持ちきりなのにさすが経済をテーマにする新聞である。
 
 しかし、ここ数年間こういった時代の流れが変わったことを示す記事や報道をよく目にするようになった。海外の市場を目指した企業活動のレポートである。ここで感じることはこれまでの経済の流れが大きく変わろうとしていることである。
 たとえばファミリーマートの海外の店舗数が国内を上回ったとか、ゼネコンの海外進出・・・・・。

 これまでも戦後から企業の海外進出の話題はもちろんあった。先ず初めは、高度成長時代には欧米の先進国に対する輸出の流れ。国内で開発・生産された製品を海外で販売するものであった。この頃、大いに国内の製造業は繁栄した。
 次が、中国、台湾、フィリピンなど安い労働資源を求めて海外へ生産拠点を移すものである。約15年程から本格化して現在に至り、国内製造業の空洞化、デフレーション、資源の高騰などの問題を起こして現在に至っている。

 しかし最近の記事が示しているものはこれまでと異なるものだ。飽和状態にあり、人口減少と長期の低迷が続く国内や欧米の市場から繁栄をとげる新興国の史上に目を移した点。そして、その市場へいち早く適応した製品を提供するために、現地での開発、販売、生産拠点を築き、現地で労働者を確保しようとする流れである。
 こうなると、国内での製造業の規模は一気に縮小する可能性がある。雇用状況も展望が開けない。さらに、海外の生産拠点からの輸入も製造コストなどが高騰することで(中国は労働賃金を5年間で倍増する計画にのっとって労働行政を進めつつある)インフレに振れる可能性すら否定できない。

 これまで経験のない経済環境がわれわれの前に迫ってきている。そこにはこれまでとは違う思考であったり対応が必要になるのかもしれない。

コメント

Re: 外貨を稼ぐ ガリュウさんへ

> 品質に厳しく、とってもシブチンな割に流行に弱い今の国民性は売り手としてみればイマイチなターゲットですよねぇ。

言われてみればそうかもしれません。いいものを安く、しかも手堅く購入するのが今の日本の市場かもしれませんね。
>
> グローバル企業はより無国籍グローバル化へ、ローカル企業はより閉鎖社会でのガラパゴス化へ突っ走る中、グローカルに活路を見出そうとあがくのですが、ターゲットがより良い品をより安くですから・・・

おっしゃるとおり農産物、食品などを除けばグローカルは難しいでしょうね。ローカル企業は言い古された言葉ですがニッチ市場だったり、発掘されていない市場(潜在的に眠る需要)に向かうのが正しい道なんでしょうか。

外貨を稼ぐ

品質に厳しく、とってもシブチンな割に流行に弱い今の国民性は売り手としてみればイマイチなターゲットですよねぇ。

グローバル企業はより無国籍グローバル化へ、ローカル企業はより閉鎖社会でのガラパゴス化へ突っ走る中、グローカルに活路を見出そうとあがくのですが、ターゲットがより良い品をより安くですから・・・

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