作業標準書 改定

作業標準

弊社に「作業標準書」が出来たのは平成19年6月のことである。作業標準とは皆さんもご存知のこととは思うが蛇足までにご説明申し上げると。社内作業の手順を細やかに決め、それを記載したものである。これを作ったきっかけは、作業者が決められた手順を守らずに作業し、お客様で不良が発見された折、「その作業の決まりはその作業者にしっかりと教育されていましたか。そして文書化されていますか?」と聞かれ返答に困ったことが発端であった。
 当時、作業者の教育は先輩から後輩へ口頭で伝えられていた。それまでの作業の決まりは先輩からの伝承に基づくものであり、その後の決まりの改善内容も会議などで口頭で伝えられていた。だから、それぞれの作業者によっては勘違いや、しっかりと伝え切れていなかったりしている部分があることがわかった。そこで、認識を改め、またもや独学で作業標準所を作成し、2年を経て2度目の改訂を迎えた。
 就業規則同様、われわれのような小規模業者で「作業標準書」を作成している会社は少ないようだ。お客様にお見せするとその詳細さに驚かれることもある。製作作業にはかなりの時間を要したが、本当に作って良かったと思う。
 作業標準作成の効果の一つは 作業内容の教育に抜けがなくなったこと。 当然といえば当然だが、新たに作業を覚えてもらうとき、口頭の伝承ではどうしても抜けが生じる。結果、おぼえて間もない頃はかなり作業での不良やロスが生じた。これが本当に少なくなったのである。
 次には社内での労災が減少したこと。実は作業標準の中に「安全」という項目も設けてある。過去の弊社内での事故の原因を全てそこに記することで社員みんなが安全な作業をしてくれるようになった。 
 最後は社内での品質に関する意識が向上したこと。何か問題があれば作業標準に照らして正しい作業をしていたかどうか必ず検査する。違反していれば何らかのペナルティーが生じるし、違反していなければ作業標準に何らかの問題があったとして、品質向上のための会合を開き、その場で作業標準の改定について話をする。文章にしなければならないのでそこに一切の妥協はなくなり、作業の質が問題の後には必ず向上する仕組みが出来た。
 
 作業標準は本当に造って良かったと思う。ただ、先ほども述べたとおり、作業標準がどんどん進化していくことで会社の品質も向上できる。そういった意味で今回の3度目の改定は本当に喜ばしいことだ。

コメント

Re: すばらしい

> そうですね。私が一番生長したと思います。他にも業務の中に潜む無理無駄が発見できたり、曖昧なところがなくなることで自信も出来たと思います。

すばらしい

作業標準、すばらしいですね。
仕事を標準化するのは企業の基本ですから、
本当に口頭での引き継ぎなんて有る意味
いい加減なところが多いですから。
でも、この作業標準書を作ることで社長が一番成長したのではありませんか?!

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