就業規則はやっぱり大事

弊社が就業規則を作ったのは2000年。既に9年を経ている。勿論、労働基準法の改定に伴って、随時改正を重ねている。
就業規則

 私が商工会の青年部に属していた頃、その経営セミナーでいろいろな労働関連の補助金を得るために必要であると悟り、労働基準局の指導を仰ぎながら自力で作った。全部で37ページに渡る大作になった。また、従業員互助会みたいなものも弊社にはあるため、これを付け加え40ページにもなる。
 しかし、結局当初の目的であった労働関連の補助金を申請する機会はなかった。なにせこの分野の補助金は結構制約も多く、私どものような小規模な企業にとってはメリットがあるものが少ないのが実情だからだ。

 でも、この9年を振り返ってみて苦労して就業規則を作ってよかったと思う。

 まず第一に労働関連の法案に関しての勉強が出来たこと。作る際には色々な法律解説書を読んだし、実際の運用についても基準局から学ぶことが出来た。これは経営者自身を守るためでなく、社員の権利を守る上で貴重な知識となった。
 第二に社員との安定した関係を築けたこと。私は社員とは家族同様な関係を築きたいと思っている。目的を共有し、ともに励ましあい、磨き合える。そうでなければ変化の激しい時代の波に押し流されてしまう。その関係の中で安心して働いてもらえる、安心して働けるために、正しい労働関係を保証する就業規則は必須だ。
 第三に優秀な人材を集めるのに効果的であったこと。勿論、募集書類に就業規則ありと記載されることはないが、弊社は就業規則があるため、またはそれを改定し続けていることで完全に法律を遵守した労働環境を整えているため、多くの募集をいただける。残念ながら今の経済状況の中でこの当たり前のことが出来ていない会社が沢山あるようだ。採用者に就業規則を見てもらうととても安心してもらえる。
 最後に労災などのトラブル時に労働基準局から疑いの目で見られることが少ないこと。実際製造業ではちょこちょこと労災が発生する。弊社では最近でこそほとんどないが、ちょっと前までは同様の状態だった。勿論甚大なものでなく軽微なものばかり。社員が作業標準を守らないためであったり、うっかりミスであることが多いのだが・・・・。弊社はそのたびに労災を真っ正直に申請する。無論会社にとっては大きな損害だ。でも、法律に正しく従うことが公の法人のあるべき姿と信じているし、それの方が私も気持ちがいい。そんな時、労働基準局は弊社についてしっかりとした対策を立案し、実施されていることが確認されたら、特にきつい詮索はない。おかげもあってここ数年間は軽微な労災すらなくなった。

 私どものような小規模な企業では就業規則を持っているところは少ないようで、驚かれることが多いが、本当に作ってよかったと思う。

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